黒はんぺん
静岡で「はんぺん」というと、この黒はんぺんが出てきます。まあ、最近はいろいろなチャンネルで他の地方の文化も入ってきているので一概には言えませんが、少なくとも私自身は進学して東京に行くまで、一般的な白いはんぺんは知りませんでした(現在、静岡でも白いはんぺんが一般的になってきているのだとしたら、コンビニのおでんの力が大きいのではないかなぁなんて勝手に考えています。ちなみに、私が高校生だった1980年代までは、静岡市内にはコンビニは出店できなかったのです)。
焼津が名産で、メーカーも焼津に多いようですが、他にも清水や沼津などでも作られているようです(なお、遠州地方にはあまりないとのことです)。
見た目はつみれに似ています。アジ・サバ・イワシなどのいわゆる青魚をすりつぶしてD字型に整形してゆであげたものです。青魚を骨ごと使っているので、白はんぺんのフワフワした感じと違い、ざらざらとしていますが、かまぼこやさつま揚げほど弾力はありません。
食べ方
生で食べるほか、さまざまな食べ方があります。
炙って生姜を添えて食べる
シンプルで良いです。
静岡おでんの具材の一つ
おでんには良く入っていました。
フライ
なお、静岡では黒はんぺんをはじめ玉ねぎ・ナスなどの野菜や魚介類のフライを大皿に盛った料理が法事などでよく出ていました。このような料理は料理屋さんに頼むのですが、静岡的なスタイルのようです。ただし、最近は法事の食事は折り詰めになってしまい、大皿のフライを目にすることは少なくなりました。ただし、昔ながらのお店では、まだこのような形式で出てくるところもあるようです。