静岡の地酒

静岡の地酒とは?

「静岡の地酒・日本酒」というと、あまりピンと来ないかもしれません。実際、全国の日本酒(清酒)生産量の中で静岡県産はわずか1パーセント程度とのことで、決して大産地ではありません。

 

 しかし、その静岡の地酒が近年注目を集めています。そのきっかけになったのは、昭和61年の「全国新酒鑑評会」でした。この年、鑑評会には県内から21蔵が出品し、17蔵が入賞、内10蔵が金賞を受賞したのです。この金賞10蔵というのは、金賞全体の約1割にも迫るものでした。生産量わずかに1パーセントの静岡地酒が大注目を集めた瞬間でした。

 

静岡地酒の秘密

 温暖な気候の本県は、一般的に酒造りに向かないといわれています。しかし、そのような条件をも克服する多くの利点も備えています。

 

 まず、豊かな水資源は酒造りのうえで欠かせないものです。この地域は富士山や南アルプスなどに発する河川の豊かな伏流水に恵まれ、水の点では他の産地にも引けをとりません。また、それとともに県の研究機関によってより良い酒造りのための研究が続けられています。県工業技術研究所による「静岡酵母」の研究はその最たるもので、「静岡酵母」で醸した「静岡型純米酒」「静岡型吟醸酒」は、従来にはない香り高い日本酒として注目されています。また、県農業技術研究所によって酒造好適米「誉富士」の開発も進められています。さらに、各蔵の規模が大きくなく生産量が少ない反面、丁寧に仕込まれていることも、その品質の高さを裏付けています。

 

このサイトについて

 このサイトは、私の大好きな静岡地酒の魅力を多くの方々に知ってもらいたいと考えて作りました。まだまだ勉強中ですので、足りない部分はごめんなさい。そんな中でももし興味があるお酒が見つかったら、是非一度お試しください。有名な銘柄のお酒は、比較的簡単にお取り寄せもできるようですよ。

 

 なお、このサイトではお酒の販売は行っておりません。